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プロットを書く

プロットはネームを描く前段階なので、そこまで細かく描写する必要はない。
漫画に起こした時にここからここまでが何ページになるか、など大まかに分かればいい。

ですが、人に読んで貰うという意識でなるべく細かく小説風に書いてみた(笑)
では!お暇ならお読み下さい。

 

ドラゴンスレイヤー トライアングル

 

島国ジパング さらに人口数百人の離島 
牛でも激突すれば崩れてしまいそうな木材でできた民家や長屋が点在していた。

 

 

「バサッ!バサッ!」上空に響く羽音、鋭い眼、そこから遥か真下の小さな点が村に向かって足を走らせていた。

 

 

「ドラゴンだあ〜〜!!ドラゴンが現れたぞ〜〜!!!」ツギハギだらけの着物、何日も風呂に入っていないようなボサボサの頭、歯の抜けた大口を開け、いかにもやんちゃ坊主を連想させる少年がバタバタと大股で叫びながら村の中を駆け回っていた。

 

 

「ドラゴンだ!!避難しろぉ!!」「皆喰われちまうぞぉぉ!!」少年は目に付いた民家という民家の木戸を力の限り叩いて回った。
村中に少年の大声と「ドンドン!!」という木戸を叩く音が響いた。
少年が次の民家を回ろうとした瞬間、数軒の戸が一斉に開いた。

 

 

「ガラッ!!」
少年がその音に気を取られた一瞬で十数人の村人が少年の周りを取り囲んだ。
行く手を阻まれた少年は尻もちをつき、取り囲んでいる大人達を見上げていた。
手は拳を握り込み眉間に皺を寄せた大人達の顔つきは少年に対しての敵意を表していた。

 

 

「今度は逃がさねえ!!ホラ吹きサブロー!!」大人たちの中でひと際目立つ巨体の男の手が、これから殴ってやるとばかりに拳を鳴らす。
「ドラゴンなんかいねぇ!どれだけ村に迷惑掛けりゃ気が済むんだ!クソガキィ!」

 

 

少年は青ざめ冷や汗をかき、手をカタカタと震わせ上空をゆっくりと指さした。
「本当なんだ・・・今度は本当なんだよぉ・・・!」
「本当にドラゴンが襲って来たんだ!!うわぁぁぁ!!!」
その鬼気迫った表情に取り囲んだ大人全員が一斉に指された上空を見た!

 

 

「ヒィ!!」
身体を強張らせた村人たちがそこに見たのは
羽の生えた爬虫類とでも言おうか、が下手くそな絵で描かれたカイト(凧)が力なく地面に叩きつけられた姿だった。
ヒュルルルル〜〜〜ポトッ。

 

 

ドラゴンの存在を一瞬でも信じてしまった自分への怒りと、またしても恥をかかされた怒りに巨体の男はピクピクとこめかみに血管を浮き上がらせワナワナと体を震わせた。
「いい加減にしろぉ!!」強張らせた身体が解けると同時に怒号を上げるが、居るべき場所に少年の姿は無かった。

 

 

「ハ〜ハッハ!!愚かな大人達よ!!」
声のする方向に目をやると腰に手を当て勝ち誇った表情のサブローが民家の屋根上から大人たちを見下ろしていた。
「予行演習はどうだった?今度は本当かもと一瞬思ったろ?」
「お前達は感謝するんだ!本当にドラゴンが現れた時に!!」
「あぁ・・・サブローが言っていたのは本当だった・・・ってな!」満足げに腕を組み目を閉じ優越感に浸っている姿は大人達の更なる怒りを買った。

 

 

「ドラゴンなんかいねぇ!!」
ドンッ!!猛然とダッシュし巨体の男が全力で体当たりすると民家はグラグラと揺れサブローの足元のバランスを崩した。
「痛ってぇ〜!!」尻から盛大に地面に叩きつけられ悲痛の叫びを上げるサブローは再び大人達に囲まれるのだった。

 

 

サブローが次の言葉を発するより早く巨体の男の拳はサブローを殴り付けていた。
二発三発!拳が顔面を捕らえサブローの口から血しぶきが上がる。
「お前がドラゴンドラゴンと叫ぶ度に俺たちの仕事の手が止まるんだ!!いい加減にしろ!!」

 

 

胸倉を掴まれ右拳で左の頬を殴られた為に左目が塞がれる程に左頬が腫れ上がってはいたが右目はしっかりと見開かれておりその目は巨体の男を睨み付けていた。
「ロ・・・ろぉラろンは居るんら!」(ドラゴンは居るんだ!)
口の中を切り腫れた頬の痛みを堪えながら、それでも強気の姿勢を崩さなかった。
「ガキィ!!」男は再び拳を振り上げ、サブローは両手で顔をかばった。
振り上げた拳を振り下ろさんとした時、持ち手がU字の杖が手首に絡み拳の運動を止めた。

 

 

「ダイサク、そこまでにしておきなさい。」
ダイサクと呼ばれた巨体の男の背中から杖を伸ばしサブローを助けたのは背丈の低い仙人を思わせる髭の老人だった。
「長老!止めないで下さい!こいつには一度キツく制裁を与えないと永遠に続けやがる!」

 

 

「これ以上お前の大きな手で殴られては死んでしまう。」
長老がポンとダイサクの肩に手を置くとダイサクは観念し、鼻でフッっと息をするとサブローの胸倉を掴んでいた手を放し、長老の背に回り場所を譲った。
だがその目は長老の頭の上から睨みを効かせサブローを威嚇していた。

 

 

長老はしゃがみサブロー目線まで腰を落としで優しく語りだした
「サブローや。お前がドラゴンが出たと叫ぶ度に村人皆が仕事の手を止めさせられてしまうんじゃ。」長老の言葉に
「ほれさっひひいた。いてて・・・」(それさっき聞いた)と殴れた頬をさすりながら恩人に対してぶっきらぼうに切り返した。
「このやろッ!」ダイサクが前へ回り込もうとしたので長老は杖でそれを制した。

 

 

「カカカ!これだけ殴られても曲げんか、頑固なサブローよ。」
「十郎は大した侍じゃった。村を襲った野党共をなぎ倒した時は鳥肌が立ったよ。ドラゴンと戦ったなどの言葉は信じんじゃったが、バカになどしておらんし村人みなが一目置いておる・・・それじゃいかんか?」

 

 

「ほうぢゃんはロラろンスレイヤーらっ!ららの侍ぢゃねぇ!れしも100人いた!レッろろラろンと渡り合った最強のろラろンスレイヤーらったんら!」
(父ちゃんはドラゴンスレイヤーだ!ただの侍じゃねぇ!弟子も100人いた!レッドドラゴンとも渡り合った最強のドラゴンスレイヤーだったんだ!)
「ろラろンはいる!平和ボケしれっとそのうち痛い目にあうろ!」
(ドラゴンはいる!平和ボケしてっとそのうち痛い目にあうぞ!)

 

 

「もう言うなサブロー、今の俺達にとっちゃ熊問題の方が深刻なんだ」
怒りが再沸騰しそうなダイサクを見た村人の一人が口を挟んだ。

 

 

「そうだ!まず熊を何とかするべきだ!隣り村がやられた!この村でも2人犠牲が出とる!」
「そうだそうだ!まず熊だ」「何がドラゴンだ、そんな話絵本の中だけでしろ!」
他の村人達も便乗する。

 

 

「ろラろンは居るんらぁ!!!」「ろラろン!ろラろン!ろラろン!ろラろン!何ろでも言ってやらぁ!!」

 

 

ゴンッ!!!

 

 

ダイサクの拳がサブローの意識を奪った。

 

 

チリンチリン
どこからか聞こえてくる鈴の音でサブローは意識を取り戻そうとしていた。

 

 

ボンヤリした意識のまま、サブローは腫れた顔で顔をしかめたまま足元から聞こえてくる鈴の音の本体を探すように下を向いた。

 

 

体が浮いている!地面が遥か下にある!
「うわぁ!!」パニックになったサブローが体をくねらせるが体が固まって自由が利かない。
何が起こっているのかわからずますますパニックに陥った。
「何だ!何だこりゃあ!!」

 

 

地面から3メートルは離れているだろうか縄で体をグルグルに縛られたサブローは木から吊るされていた。その足には鈴が取り付けられサブローが動く度に鳴っていた。

 

 

「意識が戻ったか!サブロー!」
3メートル下から声がした。
手に猟銃、腰に鈴を付けたダイサクがサブローに呼びかけた。
その傍らにはこちらも猟銃を持ち、鈴を付けた長老の姿もあった。

 

 

「何なんだよ!ちくしょう!降ろせ!降ろせぇ!!」
体を激しく揺さぶりながら叫び声と鈴の音は木々に反響し林に薄くこだました。

 

 

「黙れ!!お前が二度とドラゴンなどと口にしないと誓うまで降ろさねぇ!」

 

 

「ちくしょう!何で信じてくれね〜んだ。オラは村の為にやってんのに!ドラゴンが現れたら皆殺しにされんだぞ!父ちゃんはいね〜んだぞ!」
「まだ言ってやがる、懲りねぇ奴だ。」
「一晩頭を冷やせサブロー!早く冷さね〜と・・・。」
「この林には熊が出んぞ!」

 

 

「!!」

 

 

一瞬体を強張らせ口をつぐむサブロー、林は静まり返った。
「常に鈴を鳴らしておかね〜と熊が来んぞ!そりゃ熊除けの鈴だからな。長老の慈悲だ。」
ダイサクはくるっと長老の方を向き「そんじゃあ、俺は先に戻ります。仕事があるんで。大丈夫ですか?」
「うむ。ワシは少しサブローと話がある。こんだけ騒がしいと熊は出んよ。」
「お気をつけて!では!」
そう言ってダイサクは村の方へ駆けて行った。

 

 

長老はサブローの視界から消えるようにゆっくりと歩きながら語り始めた。
「もう村を混乱させるような事はやめるんじゃサブロー」語りながら懐からビンとハケを取り出した。
「十郎も村人を説得しようとしていたが、結局諦めたじゃないか。」ビンの蓋を開け中の液体にハケを潜らせた。
「十郎が死んで3年。なぜ今頃また騒ぎ始めたんじゃ?」その声には感情はこもっていなかった。長老はただしゃべっている。サブローを説得しようなどという気は微塵も無かった。

 

 

説得する為にここに居るという理由をサブローに認識させ、目的は他にあった。
サブローは長老の声を黙って聞いていた。チリンチリンという鈴の音が林に響いていた。

 

 

慎重に、サブローがこちらを見ていないか気にしながら、ビンの液体をハケで縄に塗る。
サブローを縛っている縄は木の枝を経由して大木の根元1メートル程の所で縛られていた。縄と木が接触している部分と接触点から枝へと続く部分を液体で湿らせた。

 

 

「説得しても無駄だ。父ちゃんの代わりにオラがドラゴンの存在を村に信じさせると決めたんだ!」「そんで訓練する!戦闘の訓練だ!ドラゴンが来ても村を守れるように!」
怒鳴っていた時とは打って変わってサブローの声は落ち着いていた。
妙な決意が込められている口調だった。

 

 

「そうか・・・お前の言いたい事は分かった。ワシの口からその事を伝えよう。」
「本当か!」
「うむ。じゃがお前は一晩そこに居てもらう。」
「くそ!でも仕方ねぇか」
長老が意外とあっさり理解してくれた事にサブローは嬉しくなり一晩ぶら下がって過ごす事も仕方がないかと納得してしまった。

 

 

納得して静かになったサブローをよそに、村へ向かう長老の顔は冷たく殺意に満ちていた。「ワシの村じゃ。村を混乱させるモンはこの村にはいらん・・・。」

 

 

長老がサブローの元から姿を消してからサブローは縄から抜け出そうと足掻く事10分、傷の痛みからくる疲労で眠気に襲われた。
ちょっくら寝るかと瞼を閉じようとしていたサブローの視界に木々の隙間からのっそり現れたのは巨大な黒い塊。村人達が問題として恐れていた人食い熊だった。
熊除けの鈴の効果も空しく熊はあっさりサブローの前に現れた。

 

 

サブローの眠気は一瞬のうちに吹っ飛んだ。
「嘘!!何で!!熊除けの鈴を鳴らしていたのに!!」
急いで足を振り鈴を鳴らす!自分の存在を熊に示す!
しかし熊と出会ってしまってからの存在アピールは逆効果だとサブローは気付いておらず必死に鈴を鳴らすのだった。

 

 

村に向かいながら長老は考えていた。さて、ゴウタはいつ現れるだろうか?
「熊除けの鈴?その鈴は違うよサブロー、ゴウタの餌付けの鈴じゃよ。」
その時の長老の顔はサブローをダイサクから助けた時の穏やかな表情とは真逆に醜悪に歪んでいた。

 

 

ゴウタ。小熊の頃から長老に秘密裏に育てられたヒグマ。
人間に対しての恐怖は薄く、長老のみ親だと思っており他の人間は餌である。

 

 

餌付けの鈴に寄ってくるように訓練されている為、普通の鈴にも拒否反応を示す事は無い。
ゴウタと名付けられたその熊は餌付けの鈴と相まってサブローを餌と認識した。
立ち上がった時の体長2m50cm
その巨体がサブローに襲い掛かる!サブローを切り裂こうと手を振り上げる!
「うわわぁ!!やめろ〜〜!!なんで逃げねぇ!!」
サブローは必死に体をくねらせ鈴を鳴らし熊の攻撃を避けようとする。
熊爪はギリギリサブローに届かない。
四つん這いから立ち上がり再度サブロー目掛けて爪を振りかざす。その攻撃を一度でも食らおうものなら縄ごと体は引き裂かれ内臓をぶちまけて絶命する事になる。

 

 

サブローは反動をつけて体を振り子のように大きく揺らす事で熊に焦点を絞らせないようにした。
「大丈夫だ!大丈夫!そのうち諦めてどっか行く!」

 

 

熊が現れてもサブローには届かない。
ダイサクもそう安心して高く吊るした。それも長老の指示した高さだった。

 

 

直接サブローに触れる事ができないゴウタは一旦諦めサブローが吊るされた木の周りを回り始めた。
「早く諦めてどっか行きやがれ!」
そう思ったのも束の間、ゴウタは縄から香る蜜のニオイに反応した。
爪を木に突き立て木に縛られた縄を舐め始めた。
その爪も縄に触れていた。

 

 

「おい!何してんだ熊公!見えね〜クソ!!やばい!何かやばいぞ!!」
サブローの血の気はみるみる引いて行き寒気すら感じていた。
「おい!誰か!!誰か〜〜!!!お〜〜〜い!!!」
サブローの叫びは木々に阻まれむなしくこだまするばかりだった。

 

 

家に着いた長老はもう一度考えていた。完璧な計画を。邪魔な者をごく自然に消す方法を。餌付けの鈴によってゴウタは確実にサブローを襲うだろう。縄の蜜に気づき舐めたり爪で引っかいたりするだろう。縄が切れればサブローは食われる。

 

 

ブチッ!!「ぎゃ!!!」音と同時!

 

 

ゴウタによってあっさり縄を切られ3メートルの高さからサブローは真っ逆さまに地面に叩きつけられた。「グフッ!!」打ち所が悪ければこれで死んでいた。
だがロープの厚みに助けられ意外とダメージは少なかった。
それでも意識は飛びその場から素早く逃げるなど到底できるものでは無かった。

 

 

うつ伏せで動けないサブローに、立ち上がったゴウタの影はサブローの全身を黒く覆い尽くすのだった。
サブローは死を覚悟した。

 

 

明日の朝村人を集めサブローの言葉を伝えてやろう。ワシはサブローの熱意に当てられサブローの味方として村人を説得する。
サブローが熊に食われと知った時、村人の前でワシのせいだと泣けば良い。
村人は事故だったと勝手に解釈しワシを慰めるじゃろう。
熊とワシの関係を繋げる者や縄の蜜からワシの殺意を見抜く切れ者はおるまい。

 

 

縄が切られずサブローが生きていたとしても次の機会を伺えば良い。
ワシが疑われる事は無い。

 

 

抜かりは無いのだ!

 

 

長老が自分の考えを纏め納得した時

 

 

ドーン!!!ズズ・・・ズ!!

 

 

大地を揺るがすほどの衝撃と振動が村に響いた

 

 

「何じゃ!?」
音がした先はサブローが吊るされている林の方角!
何が起こった?
サブローはゴウタに食われたのか?
長老は家から出てサブローがいるであろう方向を見つめていた。

 

 

そこにダイサクが汗を滲ませ長老の元に駆けつけた。
「長老!今の振動は一体!!」

 

 

「分からん!音はサブローが居る方向のようだった・・・行った方がよいのか・・・」

 

 

他の村人達も「なんだなんだ」と家から出て来る者。家の中から外の様子を伺う者など。このままではひと騒動起こりそうな勢いだった。

 

 

「いや!行こう!村の長として村人に伝える義務がある!」

 

 

「そう・・・ですね・・・。さすが長老!お供します!」
2人は猟銃を手に取りサブローの元へ向かった。

 

 

ダイサクを先頭に急ぎ足で走り始めた足はサブローが居るであろう林に近づくにつれ、次第に速度を緩め徒歩に切り替え慎重に近づいていった。
木の陰で己を隠しながら進行方向を確認する。全く状況の分からない状態、慎重過ぎるに越した事は無い。
安全だと分かれば少し先の木に身を隠し再度進行方向を確認。それを繰り返し進み慎重を期した。

 

 

サブローを吊るしていた木はすぐ先にある。なぜか2人は音の発生源がそこなのではないかと無意識に決めつけていた。
それを確認しようと木の陰から前方を覗き見た時、その光景は2人の想像を超えていた。

 

 

サブローを吊るしていた木はなぎ倒され、付近には血が広がっていた。
血の中心には胴体を真二つに切断された熊の死体
その熊の死体には見向きもせず、背を向け剣を手に身構えている騎士の姿。
頭の先から足先まで西洋の鎧で身を固められており男なのか女なのか定かではないが、この騎士の手によって熊は殺されたのは誰の目から見ても明らかだった。

 

 

閉鎖的なこの島の者でも無いのも明らか
その騎士の身構えている先に存在している物体は長老とダイサクの価値観を覆す物だった。

 

 

蝙蝠のような羽の生えた巨大な爬虫類。体は鱗に覆われ首は長く頭には数本の角、明らかに肉食の牙を有しており尻尾を含めると10メートルはあろうかという巨大さだった。
四つん這いで目は鋭く顔は騎士の方向を向いて威嚇の体勢を取っている。
落下した時に負傷したのか巨大生物の羽はボロボロに傷ついていた。

 

 

あり得ない状況に我を忘れていた2人だったが視界の端に2人と同じように木の陰に身を隠しその状況を見つめている人影があった。
体はまだ縄でグルグル巻きにされたままのサブローの姿だった。
ダイサクは気配を悟られないように、なるべく足音を消しながらも素早くサブローの元へと向かった。

 

 

長老はその状況を理解できず茫然自失に固まったまま動かなかった。

 

 

「サブロー!何があった!何なんだありゃあ!」
ダイサクは身に着けていたナイフでサブローの縄を切ってやりながら、声のトーンを落とし直接サブローの耳に訴えるように尋ねた。
「ドラゴンだ!ドラゴンと騎士が突然空から落ちて来た!」
サブローはダイサクの方を見るでもなく、一瞬たりとも対峙するドラゴンと騎士から目を離してなるものかと言わんばかりに、それを凝視したまましゃべった。

 

 

「オラは熊に襲われた。熊に縄を切られ、いよいよ食べられちまう!と思った瞬間、あれが空から降ってきたんんだ!」

 

 

少し前にさかのぼる。

 

 

うつ伏せで動けないサブローに、立ち上がったゴウタ。
サブローは死を覚悟した。

 

 

次の瞬間、空から現れた巨大な物体は巨大な衝撃と爆音を響かせながら木々をなぎ倒し、地面に激突した後、数メートルに渡って地面をえぐりながら転がり、辺りを平地に変えた。

 

 

衝撃と粉塵がサブローにも襲い掛かりその勢いに押されサブローの軽い体はゴロゴロと転がり木にぶつかった所で止まる事ができた。

 

 

そしてサブローの目に
サブローと同じように吹き飛ばされた人影が熊にぶつかり止まったのを見た。

 

 

並大抵の動物ならこの衝撃に逃げている所だろう。
いくら巨大な熊だろうと身の危険を感じたなら逃げるのが道理。
しかし人間の世界にもいるように、熊の世界にもいるのだ。
並ではないのが。

 

 

ゴウタの怒りを頂点にさせる行いはシンプルだ。

 

 

・食事を横取りされる事・食事の邪魔をされる事

 

 

全ての熊に共通する事柄だろうが
ゴウタのそれは銃で何発撃たれようがターゲットのいる村人を皆殺しにするまで止めないほど手が付けられない物だった。

 

 

「ゴウオオォオオォ!!!」

 

 

ゴウタの怒号もまた衝撃となって周囲に響いた!!
両手を天高く伸ばし全体重を乗せた強力な爪の攻撃を真下に居るフルプレートの騎士目掛けて振り下ろした。

 

 

騎士はゴウタの両手が振り下ろされたと同時に腰を落とした状態から素早くその場で半回転し手に持った剣を水平に滑らせながら豪快に振り切った!その威力は凄まじく、サブローが縛られていた木モロともゴウタの胴体を真っ二つに切断せしめた。

 

 

「嘘だろ・・・」
その話を聞いたダイサクの頭に、またホラ吹きサブローという単語が浮かんだが目の前の全ての状況が真実を示していた。

 

 

熊の死骸、ドラゴンと対峙するフルプレートの騎士
「ドラゴンスレイヤー・・・」思わずダイサクの口からその言葉が発せられた。
ダイサクとサブローは2つの対峙を固唾を飲んで見守るしか出来なかった。

 

 

対峙したまま動かない騎士とドラゴンだったが、騎士の発言をキッカケに場が動いた。
「その羽のキズ!徐々に回復してきているようだな!」
まだ若い20代〜30代を思わせる男の声だった。

 

 

ドラゴンのボロボロだった羽のキズがいつの間にか形がハッキリ分かるくらいに修復しているのが見て取れた。

 

 

「今ハッキリした!!自己治癒能力!!それが貴様の能力だ!!」
ドラゴンに向かって発した言葉だったが、もちろんドラゴンからその事に対する返答は無い。
「その能力よこせ!!貴様の心臓を食らって俺が頂く!!」徐々に騎士の声は野太くなり殺気を帯びてゆく。
「よこせぇ!心臓よこせぇぇ!!!」

 

 

騎士はドラゴンに向かって猛然とダッシュし一直線に突撃した。

 

 

「行ったあッッッ!!!」
それを見守る3人は声にならない心の叫びを発した!

 

 

ドラゴンとの距離がドンドン縮まる!よほどの自信があるのか何の戦略も感じない馬鹿正直な真正面からの突撃!

 

 

互いの距離があと数メートルと差し掛かった時、その時を待ち構えていたかの如くドラゴンの腹は一気に膨張し己の体格程はあろうかという程の巨大な火の玉を騎士目掛けて吐き出した!

 

 

ゴバァ!!!

 

 

騎士は咄嗟に顔の前で手をクロスさせ、足も折り畳み火の玉が体に当たる範囲を小さくした。
火の玉は騎士を直撃し炎は騎士を包み込んだ後、四方に飛散し辺りに熱風をまき散らした。その熱風は周囲の木を一瞬で木炭に変え木の葉や草を消滅させた。

 

 

「直撃したぁ!!!」サブローは思わず大声を上げて叫んでしまった。
「バカやめろ!!」ダイサクは慌ててサブローの口を塞いだ!
あの騎士がやられたら村が襲われる。自分達も食われてしまう。だが3人とも動けなかった。その場から逃げる事も騎士がやられた後の対策も何も思う浮かばないまま戦いを見守るしかなかった。

 

 

騎士は走っていた勢いが止まらず炎を突き破り、丸く固まったまま地面を1メートルほど滑り止まった。鎧からは煙が立ち上り、鎧の中で焼け死んでしまった事を想像せざるを得なかった。

 

 

誰の目からも勝負は決したのは明らか。一瞬の間が空く。
ドラゴンでさえ一瞬気を緩めた。
その呼吸を見逃さなかった。

 

 

「熱ちぃなゴラァ!!!」
一気に間合いを詰める騎士。緊張と緩和、緩和と緊張。
その緩急をつけれらては誰であろうと反応できない。

 

 

「この鎧に火は・・・」
ジャンプし剣を振り上げた騎士の視線の先にはドラゴンのガラ空きの首
その一点に狙いを定め渾身の力を込めて剣を振り下ろす!
「効かねぇぇ!!!」

 

 

剣がガラ空きの首に接触したその刹那、金属と金属が削りあうギャリギャリギャリという激しい音と共に火花が飛び散った。

 

 

騎士の斬撃はドラゴンの首の鱗を数枚剥ぎ取った程度でキズを負わせるまでも行かなかった。今度は騎士に緊張が走った。手が痺れて動かない。
人の胴体ほどの太さがあるドラゴンの腕の一撃を防ぐ事もままならず騎士は天高く吹き飛ばされた!

 

 

その一撃で鎧兜は宙を舞い、バキバキと木々の枝を折りながら吹き飛ばされた騎士は木を一本ブチ折った末に停止しその木の根元に大の字で突っ伏した。

 

 

ドラゴンはやっぱり強い!強すぎる!人間ではとても太刀打ちできない。
ドラゴンは次にどう動くのか、羽のキズはずいぶん回復しているようだった。
この場から飛んで立ち去ってくれ!
そう願わずにはいられなかった。

 

 

ザッザッ!

 

 

騎士が吹き飛ばされた先から歩く音が聞こえてくる。
まだ終わってはいなかった。

 

 

まさか!騎士は生きている!生きているどころかこちらに向かってくる。
という事は・・・まだ戦う意思があるという事。

 

 

信じられなかった。あれだけの攻撃を受けて、あれだけの攻撃を跳ね返されてまだ戦う意思が残っている事にサブローは信じられなかった。
勝てる訳が無いのに!
・・・これがドラゴンスレイヤー・・・。

 

 

父ちゃんもこんなだったのだろうか?このような戦いを生き抜いてきたのだろうか?
知りたい。ドラゴンスレイヤーの世界を!

 

 

勝って欲しい!自分の命欲しさではなくサブローは心からそう願った。

 

 

「強ぇ強ぇ!この鎧じゃなかったら全身バキバキで死んでたぜ!」
林の中から姿を現した騎士は兜を吹き飛ばされた為に素顔だった。額から血を流しながらも金髪のヘアスタイルを気にしていた。
その顔にはまだ余裕が感じられた。

 

 

サブローは無意識に全力で叫んでいた
「勝ってくれ〜!!絶対勝ってくれ〜!!!」

 

 

「黙れ!!そこぉ〜!!!」
まさか無視されると思っていただけにサブローはビクッっと恐縮した。
金髪の騎士は左手でサブローを指さし叫び返した!!
「俺が負ける前提で応援してんじゃねぇぇ!!!」

 

 

「とは言え」
騎士は右手に握られたボロボロに削られた剣の刃を見て顔をしかめた。
「ここまで剣が通用しないんじゃ勝てないと思われちまうな。負けるかもな。」

 

 

そう言って剣をその場にポイッと捨て、金髪の騎士はフハハと笑い始めた。
「ふはははっははは!!!これだ!!この感覚だ!!生きるというのは!!!このギリギリ感!!!」
「最高だ!!!」

 

 

「見せてやる!!対ドラゴン用討伐兵器オクスタン!!」
そう言って鎧に取り付けられていた1メートルほどの槍を取り出した。

 

 

剣が通用しなかったから槍?しかも短い。
対ドラゴン用という割には非常に頼りないその形状にサブローは勝てる要素が全く感じられなかった。自分だけが不安に感じているのかとも考えたが
見合わせたその表情から長老やダイサクも同じように全く理解できない不安に感じているのだと見て取れた。

 

 

しかし騎士は勝つ気満々の自信に満ちた表情でドラゴンと対峙している。
ドラゴンに動く気配は無い。
「攻めて来る気無しかよ!チャンスなのによ!分かるぜ!貴様が狙っているのはカウンター!」
「兜の無い俺が次炎を食らえば焼け死んで終わるからな!」
「だが甘い!」
騎士は肺の中の空気をカラにする勢いで息を吐き出し、次に一気に吸い込んだ。
そして息を止めると野球の球を投げるように槍を振りかぶった。

 

 

投げるのか!?槍を!?そんな事をしても!!!

 

 

全員の頭の中に、ドラゴンでさえも疑問が浮かんだのではないだろうか。

 

 

「投げたぁぁ!!!」
ブンッ!!!
ドラゴンに向けて槍が勢いよく発射された!
しかしいくら早くても軌道が一定ならば距離がある分避けるのはたやすい
しかしドラゴンは避けようとはせず尾ではじき返す選択をした。
槍の軌道を計算しタイミングを計り側面目掛けて尾を勢いよく振り下ろす!!

 

 

ブゥンッ!!!

 

 

一定に飛んでくる槍など簡単にはじき返せるはずだった。

 

しかし
槍は軌道を曲げ尾の一撃を避けたと同時にドラゴンの肩に突き刺さり鱗を剥がして下の肉ごと削り取った。
ドラゴンの肩から血が噴き出す!
ドラゴンは溜まらず悲鳴を上げた

 

 

騎士は槍を投げてはいなかった。手には槍がまだ握られたままだったのだ。
槍は伸びていた。

 

 

伸びた槍はムチのようにしなりながら上空高く舞い上がると急速に伸縮を始め騎士の手元まで縮まり元の1メートルの槍に戻った。

 

 

「ドラゴンの鱗は剣による切りつける攻撃には強いが突く攻撃には弱いタイプがある!それがお前だ!」
「ドラゴンスレイヤーなめるなよ!」

 

 

「すげー・・・かっけー」
サブローの感嘆の声に騎士もまんざらではなくニヤリト口角をあげるのだった。

 

 

「回復する前に仕留めてやる!俺の目的は貴様の心臓だ!!」
騎士が今一度息を止めオクスタンを振り上げ振り被ろうとしたその瞬間
この場にそぐわない声が響いた!

 

 

「待って!!!」

 

 

「!!?」

 

 

「女!?」

 

 

騎士はその声に虚を衝かれ動きを止めようとするも反動で前転してしまった。
寝転がった状態のまま騎士はサブロー達の方を見た。

 

 

サブロー達も聞き覚えが全く無い。
首を振り顔の前で手を振り知らないアピールをするのだった。

 

 

「待ってちょうだい!」美しく澄んだ声、おしとやかな美女を連想させる声の主は

 

 

ドラゴンであった。

 

 

「な?・・・???」
ドラゴンとの戦いにおいて過去にこれほどの衝撃があっただろうか?
いや!無い!

 

 

騎士は寝転がった体勢からバカみたいに口をあんぐりあけたまま立ち上がる事も忘れてしまっていた。

 

 

騎士の中での殺る気パロメーターが勢いよく失速していく感覚がハッキリ感じ取れた。

 

 

「しゃべれたのかテメェ・・・なんで黙ってやがった!」
少し冷静になった騎士は顔をしかめながらゆっくり立ち上がりドラゴンへ問いかけた。

 

 

「しゃべる必要は無いと思った・・・。簡単に殺せると・・・。」
その美声に騎士はまた殺る気パロメーターが下がったのを感じた。

 

 

「で、簡単に殺せるどころか負けるかもしれないと悟りしゃべったわけか?命乞いでもすんのかよ?」

 

 

ドラゴンにもプライドがあるのか、それに対しては答えず逆に質問で返した。
「あなたの目的は私の心臓にあるようね?私の心臓を食べれば治癒能力が得られると思い込んでいる。」

 

 

思い込む?
騎士はその言葉に引っ掛かった。

 

 

「竜の心臓 力の実、竜の心臓 奇蹟の実、それを食らわば己を超える。」
「これはドラゴンスレイヤーに伝わる言い伝えだ。それに俺は人智を超えた力を持つドラゴンスレイヤーを知っている。それはドラゴンの心臓を食って得た力だ!」

 

 

騎士の目つきが変わった。言葉にまた殺気がみなぎった!
「俺はそいつが欲しい!!人智を超えた力が!!お前を殺して!!」
騎士は一歩ドラゴンに向けて足を踏み出し、また戦闘が再開する予兆を示した。

 

 

「その詩の続きを知らないの?」
「何だと?」ドラゴンのその言葉に歩みを止めた。

 

 

「しかし毒の実、地獄の実。それを食らわば底なしの穴。」
「ドラゴンの心臓は人にとっては毒。食べたら死が訪れるという詩よ。」

 

 

知っていた!騎士はその詩も知っていた。心臓を食べれば力を得るか死。
しかも生で食べるのか調理法があるのかも謎。
殺してから考えればいいという楽観的な考えで都合の悪い部分を黙認していた。
そしていつしか忘れた。

 

 

そうだった・・・そんな詩もあった・・・。
騎士は少し回復していた殺る気パロメーターがまた下がったのを感じた。

 

 

「それになぜ私の心臓に治癒能力が得られる力があると決めつけるの?私の能力はそれだけでは無いのに。」その言葉には人を小ばかにしたニュアンスが込められていた。

 

 

「ぐっ!」こいつ知恵がある!騎士は確信を衝かれ言葉に詰まった。

 

 

「私の心臓を食べれば私の声になるかもよ。美声に。フフ。」

 

 

サブローは美女の声色でしゃべる騎士を想像した。
「ぷっ!プハハハハ!!それは勘弁だ!!」サブローは思わず声を出して笑ってしまった。
さっきまでの周囲に漂っていた殺伐とした殺気はもはや消え去ってしまっていた。
騎士に睨まれ、サブローは急いで手で口をふさいだ。

 

 

騎士の殺る気パロメーターも最低ラインまで下がった。
もはや戦闘を行う気力は完全に失った。
「クソ!!やめだ!!」騎士はオクスタンを地面に突き立て戦闘を放棄する意を示した。
「あ〜あ!」騎士はその場に座り込んだ。

 

 

このまま飛び去っても確実に見逃してくれそうに思えた。しかしドラゴンはこの騎士に興味を持ちしばらく見つめていた。

 

 

「逃げないのかよ?」何を考えているのか、このまま飛び去る事を想像していただけに騎士は疑問に思った。

 

 

「今のあなたではレッドドラゴンには勝てない・・・。」

 

 

ドラゴンがボソッとつぶやいたその言葉に騎士は強く反応した!

 

 

「レッドドラゴンだと!!」

 

 

サブローもその言葉に体を強張らせた。レッドドラゴン・・・!
父ちゃんが最後に戦ったドラゴン・・・。

 

 

「レッドドラゴンは人間の仇敵・・・。突然眠りから覚め街一つを食い尽くすまで暴れる。ドラゴンにとっても敵、餌としてドラゴンを食らい能力ごと奪う最悪の敵。倒さなければならない存在!」

 

 

騎士は震えていた、しかしその顔は笑みを浮かべていた。そして叫んだ!
「せんせぇ!!十郎先生!!!仇は俺が討ちます!!!うおぉぉぉ!!!」
「教えろ!!レッドドラゴンの居場所を!!!」
騎士は高らかに吠えた後ドラゴンに詰め寄った。

 

 

「居場所はまだ分からない。でもきっと見つける!それまでにあなたにはもっと力をつけて貰いたいの。」
「何ぃ!!今の俺じゃ勝てねーみてぇじゃねーか!!」
「100%殺される。眠っているレッドドラゴンにさえも!戦いを挑んで生きていた人間はいない。」

 

 

「父ちゃんは・・・!!」「・・・父ちゃんは生き延びたっ!!!」
サブローは言わずにはいられなかった。父の存在を。父が偉大だった証明を得たかった。

 

 

「父ちゃんはレッドドラゴンと戦って生き延びた!佐久間十郎はオラの父ちゃんだ!!」

 

 

「何っ!?十郎先生の・・・!?」
「何なんだ今日は・・・色んな情報が頭ん中詰め込まれ過ぎてパンクしそうだぜ・・・。」
「十郎先生は十年以上前・・・「レッドドラゴンといっちょ殺ってくるわ♪」と言って俺たちの前から姿を消した・・・。生きてたのか・・・やっぱ生きてたのか!来て良かった・・・ジパングに!」
「父ちゃんはどこだ!十郎先生は!!」

 

 

「父ちゃんは3年前に死んだ。結構歳だったし体中ボロボロだったから当たり前だ。」

 

 

「そうか・・・俺達と別れた時は50代だったからな・・・。最後に見て貰いたかったぜ俺の成長した姿を・・・。グスッ」
騎士は想い出に浸って鼻をすすった。

 

 

「父ちゃんは強かった?」
「ああ!強いなんてもんじゃ無かったぜ!どんなドラゴン相手だってぶっ殺した!敵なしよ!全盛期ならレッドドラゴンだって倒したさ!!」

 

 

「スゲー!!」
「オラもドラゴンスレイヤーになる!!父ちゃんのような最強のドラゴンスレイヤーに!!」
「おう!!なれなれ!!俺の弟子にしてやるぜ!!なんせ恩があるからな!!わはははは!!!」
「わははははは!!!」サブローも一緒になって笑った。
「俺らでレッドドラゴンをぶっ倒すぜ!!!」
「おー!!!」

 

 

この2人の会話にドラゴンは
選んだ相手を間違えたかもしれない・・・。と、この場を去る決意を固めるのだった。

 

 

長老とダイサクは存在が無いかのように小さく立ち尽くしていた。

 

 

END

 

 

どうだったでしょうか?
結局ドラゴンと騎士は決着つかない終わりになりました。
普通に決着付けてしまうと面白くなかったのと、ドラゴンが仲間になるストーリーが描きたかったのでこうなりました。
個人的にはドラゴンがしゃべり始めたところからがお気に入りです。

 

えっ!!そうだったの?と読者に思わせるのが大事だと思います。

 

この物語をネームにしたいと思いますので!暫くお待ち下さい(笑)
考えた物語を規定のページ数にカッチリ収めるのも漫画家の能力が試されます。
これがかなり難しいです。

 

 

 

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